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いちベジタリアンのブログです

テーマはいろいろ。好きなこと。

欧米版"養生訓"『無病法 極小食の威力』【おすすめ本】

久しぶりに『無病法 極小食の威力/ルイジ・コルナロ、中倉玄喜著』をkindleで読みました!

  

23歳の僕は一日一食。まだ若いしスポーツ大好き。別に肥満でもない。

そんな僕に食を見直すきっかけをくれたのがこの本。

 「健康には問題ないよ」

「太ってないから」

「まだ若いし代謝いいから大丈夫」

と思う人にこそ読んで欲しいです!

 

 

概要

16世紀のイタリアで、自らの体験をもとに節食の素晴らしさを説いた貴族の手記。

構成は、章代わりに4つの『講話』で展開されています。

各『講話』の後には、中倉氏が活性酸素サーチュイン遺伝子など現代の知見から見たコルナロの健康法について解説しています。

 

著者 ルイジコルナロ

 コルナロはルネサンス期のイタリア貴族。

若い時より暴飲暴食にあけくれ30代にして成人病を患います。

 その結果 、胃がおかしくなって 、しばしば激しい痛みにみまわれ 、そして間もなくすると痛風なども出てきて容態がいちだんと悪化し 、さらにはこれに微熱や喉の渇きがともなうようになり 、しまいには生きる望みも断たれるほどになったのだ 。三五歳から四五歳までそうした状態が続いた 。

 

医師からは"少食"より更に少ない"極少食"を厳格に守らなければ死ぬ!とさえ言われるありさま…。

かれらのこの最後の忠告を聞いて 、私は戦慄におそわれた 。しかし 、人生の盛りに死ななければならない口惜しさと 、たえず数々の病にさいなまされていた苦しさとから 、私はただちに医師たちの最後の忠告にしたがうことを決意した 。

 

人間、長年の悪癖は、余程の状況に陥らないと見直そうとしないのかもしれません…。

 

そしてこれを実践したコルナロは当時では極めて長寿の102歳という天寿をまっとう。

当時の欧米では同時代のミケランジェロダヴィンチよりも有名だったといいます。

 

若年層に多い成人病予備軍  

コルナロが30代で成人病を患ったというのは驚きました。

そこで調べるとこんな記事を発見。


高校生の約4割が生活習慣病予備軍?!

http://moon.take-web.net/2009/04/4.html

 

もはや成人病は高齢者の病気ではないんですね。コンビニなどで24時間食べ物を手に入れられる現代こそ、自ら理性をもって食を節する大切さを感じます。

 

食を節する重要性

食が肉体的にも精神的に両面において及ぼす影響は計り知れません。

 

食は日常生活のなかで唯一、体内に直接はたらきかける行為である。それは、他の行為とはちがって、体の奥の細胞にまでただちに化学的変化を引き起こす。

自分が口から取り込むものに注意を払うことは健康の第一歩ですね。

 

そして、コルナロは食事の「質」より「量」に注意を向けるべきといいます。

身土不二」という言葉があるように、生まれ育った国や地域によって自分の身体に合うものは異なります。

それに対して食事の量を減らすことは人類共通の真理だと説きます。

飲食いずれの点でも重要なことは、質よりむしろ量の制限である。したがって、自分によく合ったものでも、これを多く摂ることは控えなければならない。

 

そしてこの反論として頻繁に耳にするのが「好きなように飲み食いしても長寿で快活な老人もいるぞ!」というもの。

81歳でエレベスト登頂に成功した三浦雄一郎さんのような鉄人もいるわけですからね(笑)

三浦雄一郎が余命3年からエベレスト登頂できたトレーニング方法とは?

 

それに対してもコルナロは、

  • 好きなように飲み食いして健康的な高齢者は統計的にみても五万人に一人である
  • そのような稀な場合でも、最後には何らかの病気に苦しんで死ぬ

という2点において間違っているといいます。

 

つまり、好き放題に暴飲暴食して健康長寿を叶えるというのは例外中の例外ということです。

 

動きの重要性

食に加えて、中倉氏が「動き」の重要性を説明しています。

原始より人類は食料を求め動き続けていましたが、現代の人々は、デスクワークなどで動く機会が全く少ないです。

 

動きのない生活を送る代償

  1. 血の巡りが悪くなり代謝と排泄に支障をきたす。
  2. 体内で老廃物を回収してくれるリンパ液が流れなくなる。
  3. 白血球と赤血球それぞれの数が減り、生理機能が低下する。
  4. 骨と筋肉の、質と量ともに損なわれる。

 

そこで推奨されているのが「歩くこと」!

 かのドイツの哲学者ニーチェも歩きの重要性を説いていたといいます。

 

「食」と「動き」の2つをふまえ、若いうちから良い習慣を確立したいものです。

 

食が生きがい!という人もいますし、健康にストイック過ぎても苦しいです。

ですが過食の弊害、そして歴史上、極小食で幸せに生きた偉人がいたということを知っていても良いかもしれませんね!

  

無病法

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