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いちベジタリアンのブログです

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『結婚しない生き方』を読んで「やっぱ結婚いいや」って思った【おすすめ本】

 『結婚しない生き方』(池田園子 著)読みました。

 

はたらく人の結婚しない生き方

はたらく人の結婚しない生き方

 

 

 前にTVで「死後離婚」なるワードを聞きました。

【トレンド日本】「死後離婚」が増えている 亡夫の親族とは縁を切りたい(1/2ページ) - 産経ニュース

 

多くの方が家族のあり方で迷っているんだと思います。僕自身、「法律上の結婚にこだわる必要はあるのかな?」と疑問がありました。

 

そこで読んだのがこれ。結論は『やっぱ法律上の結婚はいいや。』です(笑)

僕のような若い男性(23歳)の方にも気づきが多い本だと思います。おすすめです。

 

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目次:

  

著者

著者はProject DRESS編集長、またフリー編集者、ライターの池田園子さん。彼女自身が結婚・離婚の両方を経験しており、より説得力があります。

(Project DRESSは自立した女性に向けて、多様なライフスタイルを提案するWEBサイト。Project DRESS [ドレス]

 

事実婚もひとつの選択肢

この本で、印象的なのは「事実婚」についての話。事実婚では、配偶者ではなく共に連れ添う「パートナー」として共同生活を営みます。

 

本書で実際に事実婚をしている方の体験談が紹介されていますが、それを踏まえての著者・池田さんの言葉が印象的でした。

婚姻関係という法的な拘束がないぶん、こうした関係が崩れると、別れも簡単な事実婚

"こうした関係"とは、パートナーを見てお互いの弱さをカバーしあう、という関係のこと。これを「ソフトテニスのペア」に例えているのもなるほどなあ〜、と。

 

確かに、法律婚だと別れる手続きのは面倒。そこに甘えてしまいがちかも。

簡単に別れられるからこそ、互いに信頼し合える関係を築く努力が大切なんですね。

 

そして、本書で述べられている事実婚のメリット・デメリットをざっと挙げておきます。

メリット

⑴どちらかが姓を変える必要がない

⑵法的拘束がないので対等なパートナーシップを結べる

⑶関係を結ぶのも、別れるのも楽である

⑷家族や親族と付き合うときの距離感を、自分の意思で決めやすい

⑸もし別れても、戸籍にその履歴が残らない

 

デメリット

⑴税金の配偶者控除が受けられない

⑵子どもが非嫡出子になる

⑶パートナーに相続権がない(遺言が必要)

⑷夫婦の証明が難しい(生命保険の受取人指定や、病院に搬送された等、緊急時)

⑸周囲の理解を得にくい

 

デメリットでは、やはり法律・制度上のことが多いですね。そこら辺の詳しいことも一つずつ解説されてます。

 

フランスは事実婚の先進国

事実婚は別名「フランス婚」とも呼ばれるほど、フランスでは一般的。

 

フランスでは、早くも70年代には女性が経済力をつけ始めたようです。それに伴い、主婦は家庭から減った。

そして徐々に時代の流れに合わない、離婚や非嫡出子への社会的・制度的差別は撤廃されていったようです。

 

驚いたのは、日本とフランスの非嫡出子の割合の差。

2008年には日本が2.1%に対し、フランスでは52.6%とのこと。すごい差。

厚生労働相白書」(平成25年)の「世界各国の婚外子(非嫡出子)割合」より

 

この事実婚や非嫡出子に寛容な国、フランスの法制度で特出すべきは「PACS(パックス)」

ざっくり言うと、パートナーとの共同生活において結婚しているのとおなじだけの権利を得られる制度です。

これでPACS(パックス)まるわかり!結婚との違いは? | ふらんぽん

なんと同性・異性を問わず共同生活を営むカップルを対象にしており、これが1999年に誕生したというから驚きです。なんて早い対応。

 

今後の日本は人口減少が進み、より女性が貴重な労働力となっていくと思います。

女性の社会進出が進み、自分の稼ぎで生活を維持していけるようになると、「わざわざ姓を変え、大変な思いをして、結婚する理由や意味はあるのか」と考える人が増えるのは当然の流れです。(p.121)

日本も、他人の目を気にせず、事実婚ができる世の中になるといいなあと思います。

 

他にもある家族のカタチ

そして本書では、事実婚だけでなく、他の家族の形にも触れています。

 

ひとつは、シングルマザー。

(Chapter③結婚せずに、親になる−ひとり親という生き方) 

もうひとつは、子どもを持たない夫婦。イチローさんご夫妻がまさにそうですね。

(Chapter④結婚して、子どもを持たない生き方)

 

個人的に、シングルマザーの経済事情についての説明は特に勉強になりました。

児童手当や児童扶養手当のほかにも、ひとり親家庭で受給できる制度も沢山あるそうです

 

こうした知識を知っているかどうかで全然違いますから、ぜひ調べたいですよね。

 

おわりに 

これから、家族のあり方も変わって来るのでしょう。

「この時代」「この国」以外に目を向ければ、ありとあらゆる家族形態があると知りました。

200ページもなく章立てもシンプルで読みやすいです。ぜひぜひ。

 

はたらく人の結婚しない生き方

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