『パリの国連で夢を食う』川内有緒(著)
文庫版でよんだー🕺
本の醍醐味の1つに他人の人生を擬似体験できることがあると思うけど、この本はまさにそんな本。
著者である川内氏が国連で働くことになった経緯。そしてパリでの部屋探しから国連退職までの5年間がリアルに、テンポよく描かれているよ〜。
この本は、はあちゅう氏のnoteで知って惹かれた。速攻でポチった。
はあちゅう氏のnote記事にもあるけど、「海外で働きたい!」っていう夢を叶えた人のリアル、ってのが分かる。
てかそもそも国連に求人募集があるのも驚きだけど。どっかのエリートが実績積んでから選ばれるものやと思うよねw
そして調べてみたらYYPなるものがあるらしいので、興味ある方どうぞ。
ただこんなニュースがあったね(2018.7.28)
国連分担金、中国が日本抜き2位へ…存在感増す : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
なんでも、会社の株主みたいに”国連にどんだけ金出したか”で発言権とか変わるみたい。
で、その国連職員も金多く出した国ほど、その国の人のポストも多いらしい。
でも、現金が底をつきそうってニュースもw
国連「かつてない現金不足」 分担金81カ国が未払い :日本経済新聞
話を元に戻すと、川内氏の元に2年前に応募した国連の書類審査合格通知がメールで届いた場面から物語は始まる。それも英語で。
(「序章 エッフェル塔は輝いて」いつもの夜に国連が)
誰しもそうだと思うけど、身に覚えのないメールが来たら脊髄反射的にスパムとしてゴミ箱においやるよね。
(最近、オレ氏のもとにもよく来るスパム達)
まー、それで川内氏もそんなノリで
またスパムか。その頃、やたらと英語の迷惑メールが増えていて、毎日のように「オンラインで学位取得!」「特価!バイアグラ」といったメールをまとめて削除していた。
と対処しようとしていたらしい。
が、この時は何か閃いてメールを開く。読み進めてみると、、、、
あたかも本物の国連から来たような具体的な内容だ。なんとなく気になって、最後まで読んだ。そして、あれれ、と思った。
これって本物なんじゃないの?
(本文より)
となり、場面はトントン拍子に川内氏がパリの国連に面接を受けに行く場面へと進む。
(ちなみに面接に必要な旅費や宿泊費は国連持ちらしい。)
そんな皆さんに私が伝えていることがある。それは、どこか特定の組織で働くといったような代替不可能な目標を立てて、そのハードルの高さに思い悩むよりも、今この瞬間にその足を軽やかに前に出して泳ぎだしてごらん、というシンプルなことだ。
(本文より)
目の前にミランの10番を背負うチャンスがあって、皆さん他の番号を選べますか?
(いつ見てもかっこいいミラン入団会見)